おろち (漫画)
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『おろち』は楳図かずおの恐怖漫画作品。「週刊少年サンデー」1969年25号~1970年35号に連載された。実写版映画が2008年に公開予定である。
目次 |
概要
不思議な能力を持ち、歳をとることのない謎の美少女「おろち」が、悲壮な運命に翻弄される人々の人生を見つめていくオムニバス形式の作品である。9つのストーリーから成り立っている。
おろちは作品を通しての狂言回し的存在ではあるが、ある人の人生をほとんどただ見つめるだけのこともあれば、みずからその不思議な能力を使ってストーリーに積極的に介入していく場合もある。
楳図作品の中では、怪談的な恐怖よりも、人間誰もが心に持つ恐ろしい部分を描き出した心理的ホラーに近い作品である。ラストでのどんでん返しも多く、工夫されたストーリーが多くのファンに支持されている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
あらすじ
- 姉妹
- 「18歳の誕生日を迎えると醜くなっていく」という血筋の家に生まれた美人姉妹による、女心の恐ろしさと執念を描く。
- ステージ
- 幼くして交通事故で父をなくした少年が、暗い影を持ちながらも歌手として華やかなステージを目指すのだが…。
- カギ
- 嘘つき癖のあるオオカミ少年のような男の子が殺人事件の現場を目撃するのだが、大人は誰も信じようとしない。やがて男の子は命を狙われる。
- ふるさと
- 田舎の村を出てヤクザの道を進んでしまった青年が脳に重症を負った時、ふるさとへの思いが恐ろしい奇跡を起こす。最もスプラッター的要素が強い作品。
- 骨
- 若くして夫を亡くした女を不憫に思ったおろちが、夫に似せた人形を作って命を与えようとするが、失敗。物語は恐ろしい方向へ向かう。
- 秀才
- 1歳の誕生日に強盗に首を切りつけられた少年が、ある秘密を知ってから勉強に没頭する。その目的とは? ストーリー的には「ステージ」と類似点が多いと言える。
- 眼
- 盲目の少女が命を狙われた時想像を超えた力を発揮する。
- 戦闘
- 父が持つ恐ろしい戦争体験を知る中で、苦しみながら人間の醜さや生きることの意味を理解していく少年の姿を描く。ストーリーの面白さを追求した「おろち」シリーズの中では異色と言える、哲学的要素の強い作品。
- 血
- 名家に生まれ、優秀な姉と比較され続け惨めな人生を送る妹を中心に、悲壮な人間模様を描く。おろちの重要な秘密も明らかにされる、シリーズのクライマックスに当たる大作。
映画
『姉妹』と『血』の2編を基にしたストーリーとなる。2007年11月22日から東京都などで2ヶ月間撮影が行われた。
スタッフ
- 監督:鶴田法男
- プロデューサー:佐藤現
- 脚本:高橋洋
- 音楽:川井憲次
- 主題歌:柴田淳「愛をする人」(ビクターエンタテインメント)
- 製作:「おろち」製作委員会(東映ビデオ、テレビ東京、東映、小学館、東映チャンネル、東映エージェンシー、小学館集英社プロダクション、Yahoo! JAPAN)
- 配給:東映
キャスト
外部リンク
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