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SS (漫画)

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SS』(エスエス)は東本昌平の漫画作品である。

小学館漫画雑誌ビッグコミックスペリオール」に2000年から2003年まで連載され単行本は全9巻が発行されている。

目次

概要

東本作品では唯一、四輪を題材としており、二輪は自転車ミニバイクぐらいしか出てこない。ただ、主人公が中年、ポルシェが登場すると言う点ではキリン(特に「POINT OF NO RETURN!」編)とほぼ同様といえよう。また、東本作品では唯一実写化されている

2人の中年男性を中心に自動車を介した夢の実現と現実の問題を描いた作品で、ある意味「キリン」に次ぐ東本昌平の代表作と言える。大佛(以下ダイブツ)と栗原の間に生じていた距離等が解けていく過程で周囲の大人(ここでは中年以上)の忘れていた感情を呼び覚ます様子も描かれている。自動車の描写や登場人物の回顧録が細部に渡っているのも魅力の1つであり、閑話休題でWRCの歴史や解説が描かれている話もあったり、第6巻以降では専門用語が多用されている(説明付きなのでこれもまたわかりやすくなっている)。明確に言えば主人公はダイブツや栗原と推測されるが、一方ではカブキやギラ子も若者代表として準主人公と言えるだろう。

なお、題名の「SS」は「スペシャルステージ」の略であり、作中で重要な意味を持つ。

あらすじ

自動車整備工のダイブツは、かつて学生ラリードライバーをやっていたが、全日本ラリーでのクラッシュや妻の妊娠によりその道を閉ざされた過去を持つ。

給料停滞以外は生活は至って平凡なものだったが、妻の故郷に帰ったときにテレビでダカール・ラリー(以下パリダカ)を見たことによってラリーへの夢が再び蘇り、その後、社長の冗談をきっかけに工場に眠っていたスタリオン4WDラリー(以下スタリオン4WD)を現物支給で入手してそれで峠や首都高を攻めるようになる。しかしそこには拭いきれぬ未練(というよりそれと似たような感情)があったのだった・・・。

正体不明のそのマシンを峠の走り屋たちは「キャノンボール2」や酔拳のような走り方に準え「ジャッキー」と呼ぶようになり、それはダイブツの元相棒で自動車評論家の栗原の耳にも届くこととなった・・・。

尚、実写版ではあらすじがやや異なる。

舞台

登場人物

主要人物

大佛(おさらぎ)
この作品の主人公で通称「ダイブツ」(1977年時点では「オーちゃん」と呼ばれていた)。自動車整備工で学生ラリードライバーとして栗原と組んでいた。テレビで偶然パリダカのスタートを見たことや社長の冗談から西山モータースに放置されていたスタリオン4WDをボーナスの現物支給として入手し、峠を走行させ若い走り屋達から「ジャッキー」と称されることになる。
1977年時点で18歳なので1958年1959年生まれのようである。
実写版では体型がやや異なり、頭の上がらない印象がある。
栗原
自動車評論家(だが気取った性格が故なのか山崎のように敬遠する人もいる)で第2巻から登場。学生ラリーコドライバーとしてダイブツと組んでいたが、そのときの事故により疎外感を持ったのか西山モータースを抜け、一時期Gr.Aスタリオンのドライバーをしていた。実は頭部が禿げでかつらを被っていたがダイブツに水を撒かれた際に発覚するまた、下戸のようで、第2巻にもあったようにもっぱら烏龍茶とのこと。
最初は黄色のポルシェ・911に乗っていたがダイブツの想いを理解する為に別荘からフォード・RS200を持ち出しダイブツに挑む。
山崎
通称「山ちゃん」。自動車整備工でダイブツとは高校時代からつるんでいた。また、カブキやアンキモらのような走り屋の話し相手でもある。ラリーでのクラッシュを経験してない為かダイブツがスタリオン4WDに拘り続ける理由を掴めずにいたが、第9巻では中学時代に所属していた野球部での経験からその心情を理解することができた。
西山
ダイブツと山崎が勤務する西山モータースの社長。三菱自動車関係者と交友関係があり若き日のダイブツと栗原をスタリオン4WDに試乗させ、2人をワークスドライバーとしてWRCに出場させようとしていた。また、山崎と比べてダイブツや栗原に贔屓しているので可能性を見いだしていたのだろう。
第7巻ではスタリオン4WDを持ち出してクラッシュさせてしまうが、この事故をきっかけにダイブツは社長が彼の気持ちを理解していたのを知った。また、第9巻でパリダカ出場の話を持ち出された時、「何だ何だ、本気でするぞ」「スタリオンってどのクラスで出場できるのよ」と言っていたことから、パリダカ出場に乗り気なようである。
カブキ
ランサーエボリューションVIに乗る若者で、ある意味第2の主人公。車に関する知識が乏しく市販車のスタリオンの存在さえ知らなかった(アウディ・クワトロは知っていたが)上に運転技術の未熟から愛車を横転させてしまう。ダイブツを追い求めるも敵うことはなかったが、ジャッキー=ダイブツと知ってから始めた練習が功を奏してタイムアタックの若者トップの結果を叩き出す。
実写版では原作とやや印象が異なる。
ギラ子
インプレッサSTiType-Rに乗る志村歯科医院の歯科助手で、第3巻から登場。名前の由来はアンギラスから。勝気な性格で峠の常連で上位にランキングされていたが徐々にランクを落としていく。しかしその後コツを掴んだようで、最終的に女性初の5分台を叩き出した。
アンキモ
レガシィ ツーリングワゴンGTに乗る若者。カブキとは幼馴染みで、よく彼とともに行動しているが、アンキモ本人がタイムアタックやバトルをすることはない。太めの体型でカブキから「体を軽量化しろ」「食ってばかりいないで手伝え」と言われている。また、彼の部屋には美少女のポスター等があるので所謂オタクだと思われる。
実写版では痩せ形の体型で、「ジャッキー」と名付けたのは彼と言う事になっている。
久美子
ダイブツと栗原の学生時代の後輩で現在はダイブツの妻。学生時代は2人のどちらが射止めるか争っていたが、結局本人はラリーに情熱を駆けているダイブツの方をとった。栗原は若き日に無理矢理な行動をしたため久美子に嫌われかけたこともあるが、それでも未練があるようである。
第6巻で自分の夫が再び走り始めたことを偶然知り、第9巻ではスタリオン4WDでパリダカに出場することを提案する。
志村
様々な高級外車に乗る志村歯科医院の経営者で第4巻から登場。かつて「ニコヨン通りの赤いイナズマ」と呼ばれていたこともある。ポルシェ・911、911GT2、ランボルギーニ・ディアブロと乗り継いでいるが何れも事故に遭ってしまう。また、ギラ子の冗談を聞いてF1を購入しようと考えたこともある。
ブンブク
R32スカイラインGT-Rに乗るチューニングショップの経営者で、第4巻から登場。自身のショップでブンブクシステムを開発するも借金を負って店舗を失い、客から訴えられ、妻子に逃げられ残された店舗内に住む事になってしまうが、それでもブンブクシステムの宣伝の為に峠を走り続け、最終的にスタリオン4WDを抜いて最速記録を打ち立てる。が、酷使のツケが回ったのか後にR32の能力はカブキに抜かれるほどまでに落ちてゆき、終いには店を取り上げられて車上生活者にまでなってしまう。しかし、ラストでは再起を狙って水産業のトラック運転手をしている様子が描かれていた(そのトラックにもシンボルマークが描かれていた)。
実写版では原作よりも風貌が若く、夢への拘りが強くなっている。

その他

タモツ
アンキモの知り合いの首都高ランナーで第1~2巻に登場。実写版ではタイムアタックのサイトを立ち上げている人間である。
ハニー
タモツの彼女と思われ、行動をともにしているが、タモツの役に立つことは全然していない。
実写版では海に連れてくよう何度もタモツに催促しているが、聞き入れられず半ば鬱陶しがられている。
チャミ
第1~2巻に登場し、カブキやアンキモにスタリオン4WDの情報を提供した。尚、スタリオン4WDのことを「悲運のグループBカー」を言っていた。
実写版では未登場。
ナホ、ユウスケ
ダイブツと久美子の子供。原作では兄妹であること以外特筆事項はないが、実写版では姉弟であり、特にナホは父親であるダイブツを頼りにしていなかった。が、後半ではかつてラリードライバーだった事を知って父親を見直すようになっている。
美由紀
久美子の友人で第4巻の回想で登場した。彼氏がいるらしく、豊乳だが美貌は久美子に劣るらしい。
実写版では回想シーン自体がないため未登場。
蘭子
銀座バーのママで第6巻から登場。志村は彼女に惚れており、また、蘭子も車に関して熱弁する志村に影響されてR230型メルセデス・ベンツ SLクラスを購入した。その後、第9巻では婚約する事となっている。
ナツミ
蘭子のバーに勤めており、第7巻から登場。
実写版でも同様だが、短髪の学生である。
朝風マリー
アイドル歌手のタレントで、第8巻から登場。栗原とは顔馴染みで、レストランに連れてもらったり、栗原の別荘に招かれたりしたのだが、その様を阿久津に見られ、熱愛報道を持たれてしまう。
栗原から911を譲られて以降、芸能活動が増加したらしく、第9巻では「昭和音頭」なる曲を発表した。
実写版では未登場。
阿久津
三流ルポライターで第8巻より登場。栗原の事を嫌いなタイプと言っていたが、おでん屋で知り合いの自動車ルポライターから栗原が911で走っている投稿写真を見せられて栗原を尾行、栗原とマリーが行動をともにするのを見かける。
ただ、本人の栗原が峠を攻めている事に関心があるようで、カメラマンを同行させて峠に向かった事もある。第9巻では栗原がRS200で峠を攻める様子やタイムアタック中の事故の写真を掲載し、警察が21時以降の特別警戒を行うきっかけとなる。
実写版では未登場。
S子
18歳の頃のダイブツや栗原とつるんでいた女子学生で、第8話のサイドストーリーに登場。いろいろな悪評が付いていた。元彼に振られてダイブツのホンダ1300に搭乗し、それ以来何度となく乗るようになっていたが、ダイブツからすれば、S子が彼女かそうでないかケリをつけないと99には乗せるべきではないと言う考えがあったようである。
実写版では美由紀と同様の理由で未登場。
ナオミ
栗原の通うバーのホステスで実写版のみ登場。彼女が偶然見たタイムアタックのサイトで栗原はダイブツがスタリオンを走らせている事を知ることとなる。
アキラ
走り屋の1人で実写版のみ登場(但しよく似た走り屋は原作に登場する)。フォーカスRSワールドラリーカーの事を「ラリーの名門フォードの作った世界最速のラリーマシン」と言っていた。

主な登場車種

旧型の軽自動車からトラックまで多種多様な自動車が登場したが、代表的な車種は以下の通り。

三菱・ミニカ (H11A型)
三崎のおばちゃんのもので、序盤でダイブツがこれで峠を攻めていた。
トヨタ・カローラレビン (AE86系)
ダイブツと栗原が学生時代に全日本ラリー選手権参戦の際に乗っていたが、タイムロスによる焦りで谷底へ落下、三菱ワークスドライバーへの道を断つことになった。
三菱・スタリオン4WDラリー
学生時代にダイブツが試乗した際に破損させ修理の為に西山モータースに入庫していたが、グループB廃止に伴いそのまま放置されていた。それを後にダイブツがボーナスの現物支給で入手した。
ポルシェ・911 カレラRS (993型)
栗原の愛車で、チューニングが施されていたが第8巻で元アイドル歌手の朝風マリーに譲る。
フォード・RS200
栗原が911カレラRSを第8巻で譲り、ダイブツのスタリオン4WDに対向する為に別荘から持ち出したグループBホモロゲーション車。
日産・スカイラインGT-R (BNR32系)
ブンブクの愛車でブンブクシステム搭載。原作ではアンキモの友人のタモツも乗っていた。
三菱・ランサーエボリューションVI GSR
カブキの愛車。第3巻においてタイムアタックの際、突如現れたギラ子を追いかけるも横転させ全損寸前になるが第5巻において西山モータースで修復させた。因みに作中の様にAピラールーフが潰れる程のダメージを受けると完全に修復するのは不可能に近い。
スバル・インプレッサSTiType-R (GC型)
ギラ子の愛車だがミッションを痛めており、栗原曰く性能を出し切れない状態だった。
スバル・レガシィ ツーリングワゴンGT (BH型)
アンキモの愛車。快速を誇るがインプレッサやランエボの様な本格的な走りをするには些か力不足である。
ポルシェ・911 (993型)
志村の愛車だったが、第5巻でゴルフ場から帰る際にブンブクと遭遇、挑戦するもギラ子の言葉が頭をよぎってハンドルを切れずスピンさせてしまう。
ポルシェ・911 GT2 (996型)
911をスピンさせた後の志村の愛車だったが第6巻で峠を走行中に濡れた路面でスピンさせて大破させてしまう。
ランボルギーニ・ディアブロ
911 GT2を大破させた後の志村の愛車だったが第7巻で蘭子の返事を聞いて舞い上がった状態で銀座に繰り出した際にトヨタ・bBと衝突してしまう。
メルセデス・ベンツ SL55AMG (R230型)
第7巻で蘭子が志村に触発されて購入。
ホンダ・1300
18際のときのダイブツの愛車。当時8年落ちのクルマで周囲から散々馬鹿にされてたが、それとは裏腹の走りを見せつける。

映画版オリジナル

三菱・ミニカ (H21A・V型)
三崎のおばちゃんの車だが、何故か最後まで工場に置きっぱなしだった。
スバル・インプレッサWRX STI (GDB型)
ギラ子の愛車でingsによるチューニングが施されている。
三菱・ランサーエボリューションⅨ
カブキの愛車でこちらもingsによるチューニングが施されている。
日産・フェアレディZ (Z33型)
ギャラリー車両で登場、こちらもingsによるチューニングが施されている。
トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)
タモツの愛車と思われる。
ポルシェ・ケイマン
栗原の愛車でTECHARTによるチューニングが施されていたが、評論家辞職の際に手放した。
フォード・フィエスタST
ラリージャパン出場のシーンで登場。尚、この車両は現実でもラリージャパン2007に出場している。
フォード・フォーカス RSワールドラリーカー
栗原がケイマンを手放した後の搭乗車で、TEAM FORDによるチューニングが施されている。
ポルシェ・911 (997型)
志村の愛車だったが、5分半を叩き出そうと思ってトンネルに入った際、クラッシュしてしまう。
ポルシェ・ボクスター (987型)
蘭子の愛車だが、何故かチューニングが施されていた。

主要人物のタイムアタックの結果

物語の全編で舞台となった箱根ターンパイクのタイムアタック結果は結末までに以下の通りとなった。

順位 名前 タイム 車種
第1位 ブンブク 5分29秒 R32GT-R
第2位 ジャッキー(ダイブツ) 5分30秒 スタリオン4WD
第3位 栗原 5分45秒 911カレラRS
第4位 カブキ 5分50秒 ランエボVI
第5位 ギラ子 5分58秒 インプレッサSTi

栗原の記録は第3巻で5分41秒を記録しているが、非公式である。

なお、原作と実写版ではランキングが異なることに注意。

サイドストーリー

  • 第8巻 - 巻末に「99 in '77」が掲載されている。内容は1977年、当時18歳だったダイブツの一夏の恋愛物語である。
  • 第9巻 - 巻末に「玄人はだし」が掲載されている。内容は江戸時代のダイブツそっくりの飛脚・佐太と健脚自慢の青年・小太郎の競走を描いた物語である。

実写映画版

2008年1月12日全国順次ロードショー。

スタッフ

キャスト

等 そのほか、地元の走り屋もエキストラで出演している。

キャッチコピー

  • 僕は、頑張ったでしょうか?
  • 夢はあきらめない! - 今、伝説が走り出す -

原作との相違点

  • スタリオン4WDの外見は上原作では大まかに見て3種類に分類されるが、実写版ではフロントのナンバープレートの位置の相違で2種類に分けられる(詳細は後述)。
  • また、ホイールは原作版では純正のものだが、映画版では純正以外のものに履き替えて走行している(これらの理由は後述)。
  • 原作でスタリオン4WDは最初ナンバーが無い状態で置いてあったが、実写版では付いた状態で置いてあった。
  • その他、スタリオン4WDを手に入れた経緯や、社長のクラッシュも実写版では描かれていない。
  • 三崎のおばちゃんのミニカは原作ではH11A型だが映画版ではH21A型になっている。
  • 栗原の車両が911→ケイマン、RS200→フォーカスRSワールドラリーカーとなっている。また、911は黄色だが、ケイマンは白である。さらに、RS200は別荘にあったが、フォーカスは地下駐車場にあった。
  • カブキの愛車がエボⅥ→Ⅸになっている。また、エボⅥはノーマルだが、エボⅨはingsによるチューニングが施されている。
  • ギラ子のインプレッサもGC型2ドア→GDB型後期になっている。また、ミッションが故障していると言う設定はない(そもそも実写版で栗原はギラ子のインプレッサを操る描写がない)。
  • タモツの愛車がR32型GT-R→ハチロクトレノとなっている。尚、タモツは原作では首都高ランナーだが、実写版ではタイムアタック測定に命をかけており、サイトまで立ち上げている。
  • ブンブクのGT-Rは原作ではボディカラーが黒と思われ、ステッカーがリアガラスのみに貼られているが、映画版では白となっており、ステッカーがボンネットやドアなどに貼られている。また、原作第ではタイムアタックの記録を更新した時にはエアロパーツが装着してあったが、実写版では装着してない。
  • 序盤でスタリオン4WDを操るもクラッシュし、「あと一歩踏み出せなかった」という場面は原作では冬だが、実写版では夏である(その為、前者では雪がつもっているのに後者では積もっていない)。
  • 栗原の評判は原作では非常に悪いが、実写版では車について無知な女性ファンで囲まれ、「シブクリ(渋い栗原)」と呼ばれている。また、カツラであるという設定は実写版にはない(その為、水をぶっかけられるシーンはなく、その代わりにダイブツから反論されるシーンがある)。
  • ダイブツがスタリオン4WDで走っているのを栗原が知るのは原作では車好きの親戚を持つ番組ディレクターから手渡された写真からだが、実写版ではナオミが栗原から聞いた車種を検索して偶然出て来たタモツのタイムアタックサイトからである。
  • 原作では走り屋たちは西山モータースと面識があり、西山モータースに訪れる事もあるが、映画版では山崎の電話のでの会話ぐらいしか書かれておらず、西山モータースを訪れる走り屋はいない(その為、カブキは原作のように「あの人が!?」と思ったりしていない)。
  • カブキが若干ガラが悪くなっていたり、アンキモが痩せていたりと、原作登場キャラクターも若干印象が異なる。
  • 若者代表は原作ではどちらかといえばカブキだが、映画版ではどちらかといえばギラ子と思われ、原作ではギラ子の登場しないシーンでも実写版ではギラ子が登場していたりする。また、この2人は原作では第3巻で初対面なのに対し、実写版では最初からつるんでいる。
  • ギラ子が志村からセクハラされた際、原作では手を出したりはしてないが、実写版ではものの見事に手出ししている(見る限りでは洒落にならない)。
  • カブキの運転技術は、原作では最初は未熟だったのが徐々に上達していくと言うものだったが、実写版では最初から腕があるようである(ギラ子に関しては不明)。
  • 原作では台詞や行動から、スタリオン4WDが残っていることをダイブツや山崎は知っているが、実写版では知らなかったようである。
  • 栗原がタイムアタックの記録を出したのは原作では12年前だが、実写版では現在である(そもそもレインボーラインに来る事自体実写版ではこのときが初めてだと思われる)。
  • ラリー中のアクシデントが起きたのが原作では1984年だが、映画版では20年前といっており、明確な時期はいってない。また、原作では少年時代の事を交えて話が展開していくが、実写版では少年時代、学生時代の事はラリー中のアクシデントを除いて全く触れられていない。その他、時系列がバラバラに描かれている原作と違い、実写版はラリー中のアクシデントの回想を除いて時系列順に描かれている。
  • ダイブツの2人の子供の関係は原作では小学生の兄と幼稚園児の妹だが、映画版では逆転している。また、ダイブツは原作と違い実写版では子どもから頼りにされていない。
  • 久美子がパソコンを入手したのは原作ではパート仲間からだが、映画版ではパート勤めしておらず、リサイクルショップで得ている。
  • 栗原は原作では自動車評論家を辞職したかどうかは不明だが、映画版では確実に辞職している。また、女性問題や警察のマークもないため、阿久津や朝風マリー、警察は登場しないが、代わりにマネージャーがいて評論家辞職後はケイマンや衣装を彼に託している。
  • ブンブクが争う相手は原作では顧客だが、実写版では債権者となっている。また、原作では言い争い程度だが、実写版では暴力沙汰にまで発展している。さらに、原作では描かれなかった差し押さえのシーンも登場している。その他、妻子に逃げられた事は原作では過去の事だが、実写版では離婚届を突きつけられるシーンがある。
  • 警察から釈放された山崎がダイブツ会話するところが原作では公園だが、実写版では喫茶店となっており、外は雨が降っていた。
  • 実写版に於けるバックミラーにお守りを吊るすシーンは原作には存在しない。また、応援の言葉もやや異なる。
  • 山崎がジャッキー=ダイブツと気づくのは原作では中盤だが、実写版ではスタリオン4WDのシェイクダウン時である。その反面、ギラ子とカブキが気づくのは原作より遅く、ダイブツと栗原のランデブー直前である。
  • ダイブツや栗原に対する走り屋の言葉遣いは、原作では本人に対してはしっかり敬語を使っているが、実写版では使っていない。
  • 原作と比べてバトルの描写が少ない。例を挙げると
    • ダイブツvsカブキ、ブンブクvsカブキorギラ子、カブキvsギラ子、栗原vsカブキorギラ子のバトルが描かれていない。
    • スタリオン4WDvsケイマンの描写はない。
    • 雨天時や首都高のバトルの描写がない(上述の通り雨のシーンはあるが、首都高は作中に登場していない)。
  • 原作ではフルネームのわかる人間は久美子や2人の子どものみだが、実写版では栗原、ギラ子、志村のフルネームが明らかになっている。
  • 志村は原作では高級車を3台乗り継いでおり、4台目も考えているが、実写版では黒の997型911しか運転しておらず、乗り換えは考えていない模様。
  • 志村と蘭子の結婚後が描かれている。また、蘭子の愛車がR230型SLクラス→987型ボクスターとなっており、後者はチューニングが施されている。
  • ブンブクがトラック運転手になるのは原作、実写版共に同じだが、そのトラックには原作には茶釜マークがドア横に貼ってあるが、実写版では後ろに「Never give up でらあよでらあよ」と書かれている。
  • ラストで掲げた目標は、原作ではパリダカだが、実写版ではラリージャパンとなっており、山崎を監督に据えて実際に出場している(その為、ラリージャパン2007に出場していたGr.N仕様フィエスタST等のWRCカーが登場している)。また、ラストに関して、原作ではパリダカのシーンまでは描写されなかったが、実写版ではラリージャパンのスタートが描かれていた。
  • カブキが最初からトップ5入りしてたり、ブンブクや栗原の結果が原作より速かったりと、タイムアタックの結果が原作と異なるところがある。
  • ブンブクがタイムアタックの記録更新をした事を栗原が知るのは原作ではオートサロンの途中、携帯で知らされてだが、実写版ではバーで見ていたタイムアタックサイトを更新してである。

その他

  • ダイブツも栗原も「あのときのラリーのクラッシュがなければスタリオンでWRCに出てた」という主旨の台詞を言っているが、仮にクラッシュしなくとも本戦出場できるのはプロトタイプクラスのみで、本戦は出場できなかったため、このような後悔は端違いといえる。
  • 尚、スタリオン4WDでパリダカ参戦する場合、2008年現在ではプロダクションクラスかスーパープロダクションクラスでの参戦となる[1]
  • 原作に於いて、登場車種のエクステリアが同一車種でも正しかったり間違っていたりする(例えば給油口が左にあると思ったら次のコマでは右にある 等)。特にスタリオン4WDに於いては、第5巻まで東京モーターショーに展示されていたものだったのが第6巻以降及び実写版は岡崎工場に展示されている物になっている(ホイールは第4巻から岡崎工場の物となっている)。
  • 掲載終了後も実写化の計画は幾度かあったものの、ただの走り屋漫画ではないと言うだけあり、映画化に際して、スペリオール側から「『疲れた親父の為の映画』にする」という要望があったこともあって(監督が「テーマは『諦めない』」と言ってるのはそのため)今回に至るまで実現していなかったと言う経緯があった。その後、スタリオン4WDのレプリカが存在してるのをプロデューサー知り、そこから映画化へ一気に加速した様である。
  • 静止状態では本物のスタリオン4WDで撮影を行い、走行シーンではレプリカのスタリオン4WDを使用しているが、前者は左ハンドル(本国仕様)、後者は右ハンドル(日本仕様)の為、劇中のシーンでは運転席に黒子の格好をした運転手、助手席にダミーのハンドルを付けて哀川が演技を行っている。また、レプリカはナンバープレートがボディにまで及んでないが、本物ではナンバープレートがボディにまで及んでいることに注意。
  • リアリティを追求しているため、CGは極力使用しておらず[2]、セットは見えないところまでこだわっている(西山モータースのシーンに於いても、看板や郵便受けに「西山モータース」と書かれていたり、電柱の住所表示板が「秦野市〜」となっていたり、更には行動予定表も置いてあったりする)。
  • 尚、舞台は2007年であるとの設定がたてられている(車種が新しくなっているのはそのため)。
  • ラリージャパン2007ともタイアップしたことがあり、オープニング及びエンディングに登場したフィエスタSTが作品ステッカーを貼って参戦していた。また、撮影に使われたスタリオン4WDのレプリカがラリージャパンのセレモニアルスタートで登場していた。
  • 本作品の製作発表の際に遠藤が「いつもは哀川さんに殺される役ですが今回は違います」といったことに対し、舞台『座頭市』で共演していたことから、哀川が「次は殺しますけど」といったことがある。
  • 2008年1月19日の「脳内エステ IQサプリ」で本作品のPRもかねて問題に答えていた時、「SS」を「スーパースッキリ」という意味で使ったことがある。
  • 2008年東京オートサロンのingsブースに市販車仕様のスタリオン4WDが展示されたことがある。
  • 横浜ゴムから5名限定でステッカー2枚セットがもらえるキャンペーンが行われたことがある。

関連項目

外部リンク

[ SS (漫画) ]の改訂履歴 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』
Text is available under GNU Free Documentation License.

関連リンク


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